A子は関係ない資料を用意!?
気合い十分で発表に臨みますが、プレゼンがスタートして少しすると、取引先の社員含め会議室にいた全員がざわめき始めます。
なんと、A子が渡してきた資料は今回のプロジェクトとは関係のないもので、私は求められていたものとは違う内容を発表していたのです!
「A子にやられた!」と気づいたときには、時すでに遅し。A子はニヤリとしてから、「本日は不手際があり大変申し訳ございませんでした。後日、私のほうでプレゼンをやり直しさせていただきます!」と深く頭を下げたのでした。
ざわざわしていた取引先の社員たちもA子のフォローで落ち着いたのか、なんとか契約打ち切りは免れたよう。プロジェクトは続行となったものの、大きなミスをした私はメンバーから外され、地方の工場へ左遷となりました。
工場は平和な環境
工場で仕事をしていると、ある日、勝ち誇ったようにA子が現れ「左遷になって残念ね〜。でも、あんなミスをしたら当たり前か!」と話しかけてきました。私は悔しさをにじませて「あんた、わざと別の資料を渡したでしょ?」と聞きますが、A子は「あんたが勘違いしただけじゃない?」と言って聞く耳をもちません。
さらにA子は、「私がやったって部長に報告しても、話なんて聞いてもらえないと思うよ? みんな私の味方だから」とのこと。今までの努力が水の泡となり、私はしばらくショックで立ち直れませんでした。
けれども、いつまでも落ち込んでいるわけにはいきません。幸い、工場の社員たちはやさしい人ばかりでした。なかでも指導係のB子さんは、母親のように接してくれるあたたかい人でした。良好な人間関係に恵まれたことで私は日に日に前向きになり、ここでできる精いっぱいの仕事をしようと考えるように。
そして、工場で働く人たちの労働環境をもっと良くしようと改善案をまとめ上司に提出。そのことをB子さんに伝えました。







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