
ちなみに、入院生活の中ではなうたねこさんが最も大変だったと感じたのは、トイレでした。術後にずっと寝たきりだと臓器が癒着してしまうおそれがあるため、定期的に体を起こしてトイレに行かなくてはいけないらしいのですが、トイレに行くまでがとても大変なのです! 具体的には……
1.心電図のコンセントを抜く
2.両下腹部のドレーン(※1)とつながっている、浸出液(※2)を溜めておく2つのバッグを点滴スタンドのフックにかける
3.点滴が刺さっていないほうの手で点滴スタンドを押してトイレに行く
という手順を踏まなくてはならず、これが想像以上に重労働なのです。
※1=ドレーンとは、体内に溜まった水分や血液、浸出液、膿などを体外に出すための管のこと。
※2=浸出液とは、傷の表面から滲み出てくる液体。

そして、トイレに行ったら尿の量を計測しなければいけないのですが、ここでもドレーンが体に絡まって邪魔をします。しかも、トイレから帰ってきたら逆の順番で、浸出液のバッグやコンセントを元の状態に戻さなければなりません。
おなかにうまく力が入らない状態のはなうたねこさんにとっては、これだけでもかなりの重労働でした。

入院中のはなうたねこさんは、毎日、尿量とお通じの回数も記録。全摘した子宮の周りには排泄機能をもつ臓器があるため、手術後にきちんと排泄ができているか記録することは、術後の経過を見るにあたって、とても重要です。



