仕事と信頼
その日以降、Bさんは僕の様子を気にしてか、声をかけてくれるようになりました。特別扱いというより、自然な気づかいをしてくれて……。おかげで僕は気持ちを切り替え、仕事に集中することができました。
数カ月後、僕が担当したプロジェクトが評価され、新規チームのリーダーを任されることに。一方で、Aとその相手である同僚は仕事面での評価を落としていき、社内での立場も微妙になっていきました。
そんなある日、Aから「やり直したい」と連絡が。しかし、その言葉の裏には「同僚の仕事がうまくいかず、僕がチームリーダーとして立場を得たから」という打算が丸見え。僕は「断ったのはそっちなんだから、同僚とうまくやってよ」とキッパリお断りしました。Aは僕の態度に腹を立てたのか、「もういいよ!」と逆ギレをして一方的に連絡を打ち切られました。
ところがその後、僕への誹謗中傷が社内に出回ったのです。匿名で書き込まれた誹謗中傷は、どんどんエスカレート。状況は無視できないものになりました。 会社に事情を伝えると、調査をしてくれることに。ログの確認やヒアリングを経て、数週間後、嫌がらせの発信元がAの業務端末であることが判明しました。Aの話によると、結婚をする予定だった同僚の仕事がうまくいかず、私生活に対する焦りと、充実していく僕への理不尽な逆恨みがあったとのことでした。
報われた誠実さと自業自得の結末
調査の結果、A単独での誹謗中傷であることが確定し、彼女には社内規定に基づく厳正な処分が下されました。彼女は、自分の居場所がなくなり、白い目で見られることに耐えられなくなったのか、逃げるように退職していきました。
また、同僚の彼も今回の騒動で完全に社内に居づらくなったよう。Aの身勝手な行動に愛想を尽かしたようで、2人の婚約は破談になったと噂で聞きました。表面的な条件だけで結びついた関係は、やはり脆かったのだと思います。
騒動が完全に落ち着いたころ、僕はBさんから呼び出されました。Bさんは
「理不尽な状況でも、あなたが誠実に仕事と向き合ってきたこと、ずっと見ていました。これからも、うちの会社を牽引するリーダーとして大いに期待しています!」 と温かい言葉をかけてくれて……。
Bさんの言葉に、僕は腐らずに仕事を頑張って良かったと思いました。 プロポーズの日に絶望を味わいましたが、あの出来事があったからこそ、今の自分があります。他人に依存せず、自分の足でしっかりと立つ強さを得ることができました。今では、やりがいのある仕事と信頼できる仲間に囲まれ、充実した毎日を送っています!
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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