エリート婚約者の本性
驚きながらも、私は「お久しぶりです。以前うちの会社にいた人ですよね」と声をかけました。A男は最初、表情をこわばらせて「え……たぶん、別の人じゃないですか」とごまかそうとしました。私が説明しようとすると、A男は「先輩、その話はちょっと……」と慌てて口を挟みました。するとB子は何かを察したのか、「え、なにそれ。ちゃんと聞かせて」と、話の続きを促したのです。
そこで、私は言葉を選びつつ、A男が女性関係のトラブルを起こして退職したことを伝えました。すると、B子はみるみる顔色を変え、「大手勤務のエリートはウソ?」「ほかにも付き合ってる女性がいたってこと?」とA男を問い詰めたのです。
そこへ、ちょうど待ち合わせをしていた兄がこちらにやってきました。兄はA男の顔を見るなり、「……まさか」と表情を変えました。
兄は以前、元恋人から「仕事の取引先でしつこく言い寄ってくる人がいる」と相談を受け、その相手の写真を見せられていたそうです。実はその相手とは、A男だったようです。私はその話をまったく知らなかったため、兄の反応を見て驚きました。
話を聞いたB子は、ようやくA男の本性に気づいたようでした。
思わぬ再会の結末
やがてB子は「まさかそんな……」とつぶやき、A男に「ウソばっかりつく人とは一緒にいられない。あなたとは距離を置きたい」と告げ、その場をあとにしました。取り残されたA男も、気まずそうに立ち尽くすばかりでした。
この一連の出来事を通して、私は改めて誠実に生きることの大切さを感じました。目立たなくても、自分なりに積み重ねてきたことには、ちゃんと意味があったのだと思えました。これからも仕事や周りの人と真摯に向き合いながら、自分らしく歩んでいきたいです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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