B男はC子に猛アピールを開始
「こんばんは。私はC子です。A男さんの後輩で、今日はよろしくお願いします!」
B男は、清楚で美しいC子さんを見ると、すぐさま話し始めました。
「俺さぁ、控えめに言っても将来有望なエリートなんだ! ちなみに、こいつは中小の負け組だよ。C子さん、君すごいお嬢様でしょ? こんな貧乏男とはしゃべりたくもないよね~。その点、俺は大企業の代表を父に持つ御曹司で次期社長。今度デートしようよ!」
C子さんは、ぐいぐいアピールするB男にかなり引いているようで、助けを求めるように僕の顔を見ました。
「あっ、あなたは……!」
C子さんはそう言うと、パッと顔を輝かせます。
「お久しぶりです! お元気でしたか? また家に来てくださいね。父も待っていますから」
会社員でもあり翻訳家でもある僕
それを聞いたB男は仰天。「お、お前ら知り合いなのかよ?」とかなりびっくりしています。
僕が、「C子さんのお父さんの会社・D社と仕事をさせてもらっているんだ」と説明すると、B男は「C子さん、やっぱり社長令嬢だったんだ!でも、お前が勤める小さな会社が、D社のような大きい出版社と取引できるわけないだろ」とのこと。
すると、隣で聞いていたA男が口を開きました。
「B男、お前は何を言っているんだ? こいつはさ、会社員だけど、売れっ子の翻訳家でもあるんだよ」
実は、僕は高校生のときから翻訳家として働くのが夢で、仕事をしながら翻訳の修業を重ね、今ではさまざまな著作を担当するまでになったのです。
「すげぇよなぁ、こいつは。夢を実現させてさ。あのベストセラーの翻訳も担当したんだぜ」とA男。B男は目を白黒させて、「ってことは、印税でがっぽり? このダサい男が?」と信じられない様子です。







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