戻ってきた元婚約者に…
その後、少し困った事態が起きました。兄が社長になれず、思い描いていたような財産もないと知った元婚約者が、「私が間違ってた! やっぱりあなたがいい!」と泣きつきながら復縁を迫ってきたのです。
最初は連絡がきても無視していましたが、職場付近で待ち伏せされるなど元婚約者の行動はエスカレート。困った僕は、彼女にキッパリと
「僕を振ったのはそっちだよね。覚悟を決めて、兄とうまくやったらいいんじゃない?」
と伝えました。彼女は顔を引きつらせていましたが、僕の毅然とした態度に何も言えなかったのか僕の前から去っていきました。その後、兄と元婚約者は結婚したそうですが、お互いの親族から反対されていたこともあり、結婚式は挙げていないようです。
風の噂では、兄と元婚約者は小さな事業を始めたものの、相変わらず言い争いの絶えない日々を送っている様子。僕は過去にとらわれることなく、父が遺してくれた会社と、従業員たちを守り抜いていこうと心に誓っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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