
私の兄は、早くに他界した両親に代わり中学卒業後に働きに出て妹の私を不自由なく育ててくれました。兄に対しては尊敬と感謝しかありません。ところが兄と一緒に私の結婚のあいさつに行くと、義両親から兄が中卒なことに猛反対されて……。
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兄に結婚報告
私は、結婚するまで兄と2人で暮らしていました。というのも、私が小学生のときに両親が事故で他界してしまったからです。兄は高校には行かず、中学を卒業してすぐに働きに出ました。そのおかげで私は大学まで行かせてもらい、今では社会人として働くことができています。そんな兄に、交際している彼からプロポーズを受けたため報告をすることに。
報告すると、兄は「それはおめでたい話だ!」と泣いて喜んでくれました。すでに兄には何度か彼を会わせたことがあり、兄は結婚に賛成してくれました。その後も話はスムーズに進み、兄と一緒に彼のご両親へあいさつに行くことに。
そして迎えた顔合わせ当日。兄はわざわざこの日のために新しいスーツを買ってくれたようです。そのぐらい大切な日だと言われ、私は今まで兄と過ごした日々を思い返してウルウルしてしまいました。
お店に到着すると、すでに彼と彼の両親が到着していました。ですが、なんだかご両親の顔つきが厳しい様子。兄もただならぬ雰囲気を察したのか、少々緊張気味に「本日はお忙しい中、お時間を作っていただきありがとうございます」とあいさつをしました。
中卒が身内になるなんて認めない!
すると、彼のお父さんが「君たちのことは息子から聞いてるよ。お兄さんが妹さんのことをずっとひとりで守ってきたとか……」と、いきなり私たちの生い立ち話を始めたのです。
彼のお父さんは会社の経営者だそうですが、私たちの生い立ちを知ってのことなのか、明らかに私たちを見下していました。「息子はいつか私の跡を継ぐだろう。君は社長夫人になる覚悟はあるのか?」など失礼な質問を続けざまにしてきたのです。彼が「そんな言い方やめろよ」と止めに入るも、義両親は聞く耳を持ちません。
そして会話の流れで兄が中卒だと知った途端、義父はさらに態度を厳しくして「中卒が身内になるなんて恥だ!結婚は認めない!」と言い出す始末。結婚のあいさつをするはずが、とんだ修羅場となってしまいました。



