
私には、人にはなかなか言えないけれど、ずっと気をつけてきたことがありました。結婚してからも、夫にだけは絶対に知られたくない。そう思っていたのですが……。
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誰にも知られたくなかったこと
私は小学生のころから便秘体質で、腸にガスがたまり、おならが出やすいことが悩みでした。そのせいもあり、周囲に気づかれないようにガスを出すことが、いつの間にかとても上手くなっていました。
学生時代も、社会人になってからも、「バレないようにやり過ごす」のが当たり前。誰にも知られずに乗り切ってきたのです。
結婚してからも同じで、夫の前では絶対にバレないように気をつけていたのですが……。
気づかれてしまったあの日
ある休日、夫と二人で家で映画を見ていたときのことです。
どうしても我慢できなくなり、音が出ないように気をつけながら、そっとガスを逃がしました。
「よし、大丈夫……」そう思った次の瞬間――
「ねえ、なんかにおわない?今の絶対そうでしょ?」
夫のストレートすぎるひと言に、心臓が止まりそうになりました。
夫はにおいに敏感で、二人きりの空間だったこともあり、ごまかしきれず……。私はただただ恥ずかしくて、何も言えませんでした。
逃げ場のない恥ずかしさ
その日をきっかけに、夫はときどき「今の、したでしょ?」「なんかにおうぞ〜?」などと言って、私をからかうようになりました。
どうやら以前から「もしかして……」と思うことが何度かあったようで、それが確信に変わったようです。
外出中などでも言われることがあり、私は恥ずかしさでいっぱいに。それ以来、家でも外でも気が抜けなくなり、以前のように“うまくやり過ごす”ことができなくなってしまいました。
夫のひと言で少し楽になった
あるとき、私があまりにも気にしている様子を見て、夫がこう言いました。
「そんなに無理して隠さなくていいよ。体のことなんだから仕方ないし」と。
その言葉を聞いたとき、思っていた以上に肩の力が抜けた気がしました。
それまでの私は、「絶対にバレてはいけない」「恥ずかしいところを見せてはいけない」と、自分で自分を追い込んでいたのかもしれません。
夫は続けて、「気になるなら気をつければいいし、どうしても無理なときは仕方ないよ」と、いつもの調子で軽く言いました。その何気ない言い方に、逆に救われたように感じました。
まとめ
今でもできるだけ気をつけていますが、どうしても無理なときは別の部屋に行くなど、自分なりに工夫しています。でも以前のように「絶対にバレてはいけない」と思い詰めることはなくなりました。
完璧に隠そうとするよりも、お互いに気をつかいながら心地よく過ごすことのほうが大切なのかもしれません。この出来事を通して、「無理をしすぎないこと」と「自然体でいられる関係の大切さ」に気づくことができました。
著者:松谷えりな/30代女性・4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
※AI生成画像を使用しています
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