「これってまさか!?」女友だちのSNSに映り込んだ男性の腕⇒彼を問い詰めると「実は…」
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同時に、娘との時間を作るためには、働き方を変える必要があるのかもしれないとも感じました。そこで子育てと仕事を両立しやすい職場を探し始め、ひとり親としての働き方に理解のある会社と出合い、無事に転職が決まったのです。
退職の意思を伝えると、B山は「急に辞めるなんて無責任だ! お前が他で通用するわけない!」と憤っていました。同僚からは惜しむ声もありましたが、僕は「引き継ぎは最後まできちんとします」と伝え、前の職場を離れました。
新しい職場は子育て世代の社員も多く、在宅勤務の相談もしやすい環境でした。これまでの経験も評価してもらい、僕は少しずつ前向きに働けるようになっていきました。
一方、前の会社ではB山が対応に追われていると聞きました。僕が担当していた案件の内容をB山が把握できておらず、進行に遅れが出て、上層部から管理体制を問われることになったのだとか。
それから数カ月が経ち、生活が落ち着いてきたころ、学校行事でA子先生と再び顔を合わせました。
「最近、娘さんの表情が前より明るくなった気がします」
A子先生は、そう言ってやさしくほほえみました。
「転職してから、娘と過ごす時間が増えたんです。あのとき声をかけていただいて、気持ちが軽くなりました。ありがとうございました」
そう伝えると、A子先生は少し照れたようにほほえんでから、「実は、お話ししたいことがあるんです」と切り出しました。
「あの火事のとき、助けてもらったのは……私なんです」
僕は思わず息をのみました。
「20年ほど前、隣町で火事があったでしょう。あのとき私は、煙が出る家の玄関先で泣いたまま動けなくなっていました。そこへ通りかかったあなたが、私の手を引いて道路の反対側まで連れて行き、近くの大人に助けを求めてくれた。そうでしたよね?」
燃え盛る建物に飛び込んだわけではありません。ただ、目の前で泣いている女の子を放っておけず、無我夢中で行動したのです。
思いがけない再会に驚きましたが、あのときの行動が誰かの記憶に残っていたのだと知り、胸が温かくなりました。これからも無理をしすぎず、娘と向き合う時間を大切にしながら、自分たちらしい暮らしを築いていきたいと思います。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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