「これってまさか!?」女友だちのSNSに映り込んだ男性の腕⇒彼を問い詰めると「実は…」
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その場には、A子さんの父親もいました。彼女の父親は、僕の会社にとって長年付き合いのある、大口取引先の社長です。役員が直接対応するほど重要な相手で、社内でも名前を知らない人はいません。僕は以前、その会社の事業支援を担当したことがあり、社長から信頼してもらっていました。
B山係長との通話は、近くにいた2人にも聞こえていました。A子さんの顔が、みるみる曇っていきます。社長は静かに怒りをにじませながら「娘の店にどれだけ迷惑をかけたかわかっているのか」と言いました。
けれど電話口のB山係長は、相手が本物の社長だとは思わなかったようで、「取引先の社長? そんな冗談、もういいから。キャンセル料はそっちでよろしく!」と言い、電話を切ったのです。
その後、僕はA子さんに許可を取ったうえで、SNSに事情を投稿しました。会社名やB山係長には触れず、急なキャンセルで料理が余っていること、当日限定で一部を単品提供していることを伝えたのです。
すると、近くにいたフォロワーたちが来店してくれ、用意していた料理のほとんどを無事に提供できました。
後日、僕とB山係長は社内の会議室で、事実確認を受けることになりました。そこには、取引先の社長とA子さんの姿が。B山係長はそこで初めて、あの日の電話の相手が本当に取引先の社長だったと知り、顔色を変えました。
そして慌てて「そんなつもりじゃなかったんです」と言い訳しましたが、会場変更のメールが僕にだけ送られていなかったことや、通話の内容から、嫌がらせだったことは明らかでした。
その後、B山係長は厳しく注意を受け、役職が見直されることになったそうです。僕への態度も指摘され、今では接し方もすっかり変わりました。
一方で、A子さんのお店はあの日の投稿をきっかけに知られるようになり、常連のお客さんが増えたそうです。「お店を守ってくれてありがとう」と言われたとき、僕は心からほっとしました。
嫌な出来事でしたが、大切なお店を守るために動けたことは、今でもよかったと思っています。これからも、規模に関係なく、一軒一軒のお店に誠実に向き合っていきたいです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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