
僕はとある会社で働きはじめて5年目を迎えました。上司も僕の誠実な仕事を評価してくれており、仕事にはやりがいを感じていました。そんなある日、部長から「個人的なお願い」と声をかけられて……?
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部長の「お願い」とは
ある日、部長から突然呼び出された僕。「個人的なお願いがある」という部長の発言にドキドキしながら向かうと……。部長から「お付き合いしている女性はいるのか」と驚くことを聞かれたのです。僕があ然としていると、部長は続けて「私の娘に会ってみてほしい」と頼まれたのです。
話を聞くと、部長は娘の婚活がうまくいっていないことを心配しているとのこと。そこで、仕事でも付き合いがあり、よく知っている僕に声をかけてきたようでした。僕は、「お食事からでしたら」と答え、部長のお願いを了承しました。
食事の日。料亭の一室で部長の娘・A子さんと向かい合った僕は、挨拶を交わしたのですが……。いきなり「浮気してもいいので、結婚してください」と言われてビックリ。
戸惑う僕に、「えっと、か、軽いお付き合いができるから良さそうだなって…」と笑って話すA子さん。そんな彼女を見て、僕はキッパリと言いました。
「お会いして早々に申し訳ありませんが、僕は浮気を考えていません。交際相手を傷つけるようなことはしたくないので、考えが違うようです」とA子さんの誘いを断りました。
するとA子さんは「軽い男じゃないか見極めたかっただけ!」と焦り出して……。しかし、僕は「いろいろな相手を試しているんですか? 遊びなら帰らせていただきます」と正直に伝え、その場を立ち去りました。
A子さんに嘘を吹き込んだ人物
ところが、僕が料亭を出るとすぐに部長とA子さんが追いかけてきたのです!
僕は部長に「すみません、せっかくお声がけいただいたのに…」と謝罪。しかし部長は娘さんのほうを見ながら静かに言いました。
「君は本当に誠実で素晴らしい人なのに、それを怒らせたのは娘だよ」と。
そしてA子さんはある真実を話し始めました。実は食事会の前に、僕の同期のB山がA子さんに「ある噂」を吹き込んだそう。B山は「彼(僕)は遊び人だから気を付けろ。浮気も…」とありもしない噂を話したようでした。B山は、入社当時から僕のことをライバル視していました。今回の食事会について、どこからか聞きつけ、うまくいかないように仕組みたかったのでしょう。
B山の発言に、A子さんは予防線を張ってしまい……。ついあんなことを言ってしまったというのです。
「ごめんなさい」と平謝りするA子さんに、僕もすぐに怒って出てきてしまったことを詫びました。
「僕こそ大人げなかったです。もっとちゃんと話をするべきでした。追いかけてきてくれてありがとうございます」



